◆最近聴いてる音楽
昨日こちら拝見しましてプライマル聴いてました。
Live In Japanってライブアルバム,曲によっていいやつと微妙なやつあると思うんだよね・・・。PillsとかKowalskiとかSwastika Eyesとか最高だと思うんだけど,Acceleratorとか微妙じゃないです?観客の歓声入ってる分熱量はハンパないけど。
あと,RiseのイントロをおそらくRocksと勘違いして湧き上がる歓声にちょっと笑う。


◆「009 RE:CYBORG」見てきました。

攻殻機動隊つながりで,神山健二監督がやるなら見に行かねばなるまいと。3D映画を見るのは去年の3月に攻殻機動隊見た以来(ちなみにその前は「アバター」)。
石ノ森章太郎の原作は読んだことないし、神山監督の「東のエデン」も見たことないという中途半端な知識です。

映像に関しては、思ってたよりずっと良かったです。ただ,中盤以降に限る。
序盤のあまり動きのないシーンでは、「せっかく3Dなんだからそういうアングルでいこうぜ!」とでも思ったのか、バーで酒を飲むだけのシーンまでやたら立体になっててちょっと苦笑。序盤はアニメ表現の最も苦手とする「普通の仕草」が盛りだくさんなので、3Dであるがゆえのぎこちなさもあいまって、なんだこの初代プレイステーションのムービーみたいな映像は…とか苦笑いが止まらなかった。3Dメガネに目が慣れない序盤だからこその野暮ったさもあったと思うし,原作が古いがゆえのちょっとした違和感もあって、まぁ仕方ない。あとは,僕が一杯引っ掛けてたせいで開始直後からすでにトイレに行きたくて集中できなかったというのもある。

でも、途中からのアクションシーンになると流石、どのシーンも最高にかっこよかった!!
しぶき+加速装置の映像は3Dならではのスピード感、美しさ。高層ビル群での戦闘シーンは攻殻でお手の物なんでしょう。中盤以降にも贅を尽くした戦闘シーンがちりばめられてて飽きなかった。「攻殻SSS」はもともと2Dで制作されたものを3D化した作品ということで3Dで映える画が少なかったのとは対照的でした。
原作未読でも各キャラの能力はすぐに把握できて、かつきちんと全員が魅力的なのは石ノ森章太郎の力かな。原作も読んでみたいと思いました。特に終盤のビルでの白兵戦、ジェロニモの咆哮には痺れました。もちろんジョーのバトルも。アクションの良さに限って言えばダークナイトなんかよりよっぽどテンション上がります。

ストーリー及びテーマについてもネタバレを避けて軽く触れときたい。
原作のストーリーをどの程度下敷きにしているのかはわからないけど、良く言えば「従来の神山メソッドを承継してる」、悪く言えば「攻殻機動隊SACの焼き直し」という感じ。押井守の「イノセンス」さながらな豊富な引用とともに壮大なテーマを描く,と言えば聴こえはいいものの,正直なところ一回見た限りではあまり引き込まれはしなかったなぁと…。善悪の葛藤をあまりにも割り切りすぎてる気がするし、ナショナリズムの描き方も安直だし,ちょっと何から何までサイボーグたちに背負わせすぎかな…。まぁ,決してつまらなくはないです。大好きな攻殻機動隊と比べちゃうから悪い。共通項の多すぎる作品なので比較するなというほうが無理なんだけど。

トータルとしては2100円という値段にちょうど見合うくらいの満足度だったと思います。確かなのは、2Dでは見ないほうがいいということですね。笑
神谷監督にはゆっくり休んでいただいて,また面白いアニメ作って欲しいです。攻殻でもなんでもいいけど,とりあえず僕は東のエデン観るべきだな。

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