Jenny+Hval+JennyHval20112
◆近況
 最近はけっこう時間があるので本を読んだり映画を見たり音楽を聴いたりしています(昔から何も変わらん)。大好きなタランティーノ映画をまた借りてきて見返したりしてるのですが、「パルプ・フィクション」だけはイマイチ好きになれないなぁ。サミュエル・L・ジャクソンが良い以外の感想が特に湧いてこない。

 で、時間がとれるのでちょくちょくLomophy(前回記事参照)用のレビューの翻訳をしております。幾つか訳すと勝手がつかめてきて前より早く日本語に直せるようになってきました。先日、僕の上半期ベストアルバムであるところのMy Bloody Valentine『mbv』のレビューを翻訳しましたので、是非どうぞ。
 このLomophyに参加しようと思ったのも単純に「最近忙しくないから」というだけなので、インデペンデントミュージックを日本にもっと広めたいだとか、僕の好きな音楽をもっと知ってほしいとか、そういうのはあんまり無くて、翻訳する記事の選択もせいぜい10秒くらいで眼に入ったやつにしています。基本的に2013年にリリースされたアルバムのレビューを選んで訳してますが、そのうち僕が好きな昔のアルバムも訳してみようかな、ストロークスの1stとか、ボアダムスのVCNとか、当時どんな感じでレビューされてたのか知りたいし。



◆最近聴いてる音楽
 Jenny Hval / Innocence Is Kinky [2013]
 Mark Kozelek & Desertshore / Mark Kozelek & Desertshore [2013]
 Larry Gus / Years Not Living [2013]
 Broken Social Scene / Broken Social Scene [2005]

 ここ1~2週間くらいは特に何も考えずに2013年のアルバムばかり聴いていて、あんまり飽きが来ないのでたぶんどれも良作なんでしょう(ほんとに何も考えず聴いてる)。幾つか紹介しますと、まずはJenny Hval。魔女みたいなシンガー・ソングライターです。どこが良いのかと聴かれると困ってしまうんですが子供なのか大人なのか分からない声に魔性の魅力があって、気付くと何度も聴いてる。

 ♫ Innocence Is Kinky


 あとは元レッド・ハウス・ペインターズのマーク・コズレックによる今年4枚目となるアルバム。今回はDesertshoreとのコラボ作なんですが、このDesertshoreっていうのがレッド・ハウス・ペインターズのギタリストとキーボーディストらのバンドで、彼らが組んだらそりゃあモロにスロウコアに回帰するよね、っていう感じのアルバムでした。コズレックの声はこのギターの寂寥感と一緒になってこそなのかなあ。
 コズレックは今年、ジ・アルバム・リーフとコラボしたアルバムも出してたりするんですが、そっちよりこっちの方が遥かに良い出来だと思います。 

 ♫ Livingstone Bramble
 この曲、ウィルコのネルス・クラインをdisってて面白いです。詳しくは、近いうちにLomophyにピッチフォークのレビューの翻訳が掲載されるので、そちらを是非。


 あとはLarry Gus。ギリシャ出身イタリア在住のミュージシャンによる新作で、DFAからリリース。ヨーロッパ的なポップス感覚がダンサブルになってて心地いい前半から、トランシーで呪術的な後半まで聴きどころが多くて良いアルバムでした。好きなアーティストにアルバート・アイラーなんかを挙げてる通りフリージャズの影響もしばしば。サイケデリックで踊れます。  
 ♫ With All Your Eyes


 それと、スーパーいまさらですがブロークン・ソーシャル・シーンにけっこうはまってます。彼らがバリバリに活動してた頃に聴いてなかったのが悔やまれるなあ。最高すぎる。どれがシングルなのか知らないけどこの曲とかメチャ良い。
 
 ♫ America vs. Canada

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