Hospice

音楽の話がメインの日記帳です。

 こういうことばっか書く音楽日記ブログをやりたかったんだ、みたいな記事。

 
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 Sun Kil Moon ブチギレ案件が面白くていつもは音源部分以外クリックしない Stereogum の英文を一生懸命読んだりしてた。
 経緯をまとめる、ってほどのものでもなくて、ただ単にサン・キル・ムーンことマーク・コズレックが、ライブ中もおしゃべりをやめない観客に向かって「All you fucking hillbillies, shut the fuck up」とブチ切れたってだけの話なんですが、この時に使った「hilbilly」という単語が侮蔑的表現だってことでニュースになっているらしい。
 ウィキペディアとか適当に読んだ感じだと、アメリカ南部の特にアパラチア山脈周辺に住む白人のことを指す単語だということで、意味的には「レッドネック」とかと近いようだ。レッドネックという単語はサン・キル・ムーンの今年のアルバム「Benji」にも出てきた。ニュアンスとしては「田舎者」という感じらしい。
 一応そのあと謝罪はしたらしい(レポートによると全然心のこもっていない謝罪だったようだけども)。「hillbilly」は「使っちゃダメ」な言葉ということらしいんだけど、これは基本的に白人をさす言葉で、白人は基本的にマジョリティなので、黒人に対する侮蔑語ほど厳しくはないらしい。なので、Stereogum のライターは「僕は単純に2014年にもなって『hillbilly』が侮蔑語として成立してると思ってる奴がいることにびっくりだ」と締めくくったりしている。

 その後が面白くて、コズレックのリリースや元 Red House Painters つながりで Desertshore とかのアルバムを扱っているレーベルの Caldo Verde が、なんと「ALL YOU FUCKIN' HILLBILLIES」Tシャツを作ったという渾身のジョーク。ちなみにこのTシャツにデザインされているフォントは、コズレックにとって最初のレコードである、Red House Painters の「Down Colorful Hill」のアートワークに使われたフォントと同じだというから芸が細かい。
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 これでこの件は手打ちということなんだろうけど、そもそもマーク・コズレックという人はライブになるとすぐイライラしちゃう神経質な人らしく、いろいろとやらかしてるらしい。
 裏でライブをやっていたバンドの音がやたら響いてきてうるさかったので、ライブ中に「今あっちでやってるのは誰だ?」と聴いたら観客が「The War On Drugs」と答えたので、「次の曲は『The War On Drugs Can Suck My Fucking Dick』だ」と言ってのけたという。 


 マーク・コズレックは僕がずっとライブを見たい見たい言い続けているアーティストの一人で、サン・キル・ムーン名義での2011年作『Among The Leaves』のボーナス・ディスク収録のライブ音源なんかとても良いんです。そんな神経質な人だとは知らんかったなあ。ライブ音源聴くと、よく観客の爆笑が入るのでなんか面白いこという人なんだろうなとは思ってたけど、面白いの方向性が怪しいようだ・・・笑
 日本の観客は空気読むから静かに聴いてくれるだろうし、来日してほしいなー。前回の来日のときは教会でライブをやってたらしく、見にいきゃよかったと後悔しております。


 あと、このサンキル暴言事件の舞台となった Hopscotch Festival ですが、いろいろ面白そうなフェスだなあ・・・Obnox とか Guerilla Toss とか Sun Araw とか。いやライブで見たいかって言われたらそこまででもないんですけども。
 参考→ http://hopscotchmusicfest.com/lineup/2014



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◆La Hell Gang "Thru Me Again"
 今日到着したばっかりのアルバムですが、こういうサイケアルバム大好きです、みたいなやつ。

 La Hell Gang というチリのサイケバンド。ヘヴィでグルーヴィでカッチョいい。そして今日CDの盤面を見て初めて Mexican Summer から出てたのだと気づくという・・・。


◆Jenny Hval / Susanna "Meshes of Voice"
 あと、これ欲しいなと思ってるやつ。

 去年のアルバム『Innocence is Kinky』が魔術的な魅力を持っていたノルウェーのシンガー・ソングライター、イェニー・ヴァル(と読むらしい)の今年のアルバム。Susanna という人とのコラボらしいのだが僕はヴァルの魔女的としか言いようのないボーカルに惚れているので、普通に彼女一人で歌って欲しかったのだけど、サウンド自体は去年のソロアルバムよりも好みっぽいから買おうか迷ってる。
 ドローンとかノイズってそれだけ聴かされても正直僕にはまだ早い感しかないんだけども、この人のデコボコな声と合わさると壮絶にカッコよく聴こえる。最近のTMTが満点付けるようなアルバムを僕が気に入るなんてまずないんだけど、これは珍しく気に入りそう。
 ちなみに、『Innocence is Kinky』のほうは Rune Grammofon というレーベルから出ているのですが、このレーベルは去年僕がベタボレしていた Fire! なんかが出してるとこだということを最近知って、なるほど! となりました。なるほど!

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