Hospice

音楽の話がメインの日記帳です。

 続き。


[day. 2] 7/29 (Sat.)

 雨のためまずは屋根のあるマーキーで The fin. を観た。この日はもう朝から晩までひたすら雨だった。
 この日は17時ころからのアヴァランチーズまでこれといって予定を決めていなかったので、天気と相談しながら適当にぶらつくことにして、とりあえずヘブンに向かうボードウォークに乗った。が、これが大混雑で、全く先に進めない。原因は木道亭の 平賀さち枝とホームカミングス。ようやく木道亭まで進めたと思ったらもう最後の曲(「白い光の中に」)だった。
 ボードウォークの途中でホワイトステージの PUNPEE の音漏れが聞こえてきたけど、LINKIN PARK 追悼として「Numb」が流れてきてぶち上がったりした。

 雨が止みそうにないのでオレンジ・カフェのテントで雨宿りしようとこちらに向かうと、モノマネ芸人 まねだ聖子 が大盛り上がりだった。「聖子!」コールがクソ楽しかったのでトイレに並びながら参加しました。続く 桑田研究会バンド もサザンオールスターズのトリビュート。1曲目の「希望の轍」のピアノイントロから大歓声アンド大合唱。めっちゃ雨降って足元が田んぼ状態の中、「勝手にシンドバッド」の「今何時!?」コールが楽しすぎて疲れた。


 グリーンステージに戻ると Cocco が雨の中でえげつない歌を披露していた。曲は1曲も知らなかったけどガチ感だけはヒシヒシと伝わってきて、こりゃ思春期に聴いてたらガッツリ傾倒してたかもな……とか適当なことを言ってみる。
 オアシスやマーキー後方あたりをウロウロしつつ時間を潰し、いざ The Avalanches
 昨年のフジロック出演キャンセルや、今年も直前のピッチフォークフェス出演キャンセルなど、ますます実在が不確かになっていた彼らですが、なんとバンド・セットでの登場。めっちゃカッコいい女性ボーカルを連れて終始盛り上げっぱなしのライブだった。
 ただ、純度100%で楽しかったのは間違いないものの、あの2枚の名盤に閉じ込められたサンプリングの魔法があの場で再現されていたかというとちょっと疑問が残る。あの加工されたボーカルと、どこか機械的で違和感があるのにダイレクトに快楽中枢を刺激するビートの魔法。バンドやゲストボーカルの力量に不足があったわけでは決してないし、じゃあどんなライブが正解なんだよ、と言われれば黙るしかないけど。

 ただし、生で「Since I Left You」を聴いたことはきちんと自慢しておこうと思います。

 すでに結構疲れてきたので Death Grips は後ろの方で見物。前の方に突っ込みてえ……と思わなかったといえば嘘になりますが多分ここで頑張りすぎるとあとで死ぬなと思ったので我慢。暴力そのものの具現化みたいなパフォーマンスでさぞかしオリーブ女子は怯えたことだろう……。
 ところ天国でラーメン屋に並んでたら楽しみにしていた Cornelius の開演に間に合わないという失態はあったものの、小山田氏はやはり佇まいにオーラがあった。アップテンポな「Gum」「Star Fruits Surf Rider」から「あなたがいるなら」の締めも美しかった。もう少し前の方で観たかったけど移動も考慮して後方から楽しみました。

 せっかくだから観とくかということでホワイトの 小沢健二 に向かったものの、すでに超満員のため入場規制がかかっていたらしい。しかしすでに身動きが取れなくなっていた沢山のお客さんたちがどんどん後ろから詰めてくるもんだから、そのまま大量の人間がホワイトになだれ込む事態に。誘導スタッフもきちんと「入場規制なので入れません!」とアナウンスすればいいものの、混乱していたのか、「坂を登らないでください!」と連呼するばかりでまったく制御できていない。ステージから100メートルも離れた後方で自動モッシュ状態に巻き込まれてしまい20分くらいの間もみくちゃにされてしまった。その間に「今夜はブギー・バック」とか「ラブリー」とかが聞こえてきたけど、ここで転倒したらマジで危険だと思ったので音楽聴くどころじゃなかった。人の圧力で後方の柵がぶっ壊れたためそこにスペースが生まれ、なんとか皆で退避して難を逃れました……。

 がっつり体力を削られたし道はとんでもない混雑だしでエイフェックス・ツインを観るのは諦め、このまま人がはけたホワイトで LCD Soundsystem を待つことに。この日は朝からずーーーーっと雨が降っていたけど、この待ち時間に雨のピークが来たのは本当にキツかった……。
 でもやっぱり、我慢した甲斐のある最高のライブでした、LCD。特に初っ端の2曲、「Us vs. Them」「Daft Punk Is Playing at My House」で完全に持っていかれた。後半に3曲披露された新曲もどれも素晴らしかった。そしてさあ、「All My Friends」で皆泣くんだ!




[day. 3] 7/30 (Sun.)

 最終日も雨がやまない今年のフジは過酷。とりあえずホワイトに行って The Novembers を観た。この3日間で観たどのアクトよりも爆音で超カッコ良かったので、次の機会があればちゃんと頭から観たいな。続いて Real Estate で、これで晴れてたら牧歌的でめちゃくちゃ気持ちいいんだろうけど、またしても強まる雨に心が折られて途中で退散。
 マーキーに退避しているとようやく雨も弱まってきたので、ドラゴンドラに乗って Daydreaming に向かうことにしました。毎年乗ってるけどこのゴンドラは本当に楽しいなあ。本当は下に残って Jet を観ようかなとも思ってたけど、高原の天気が気持ちよかったのでまあいいや。「Are You Gonna Be My Girl」は断念しました。

 ひとしきり休憩した後、3年前にも同じような時間帯の同じ場所で観て最高だった Slowdive を観た。やっぱり夜のホワイトステージで観たいという感想は変わらないけど、新作の曲もバッチリハマってたし相変わらず轟音が美しかった。3日目ということで疲れも溜まってたし、後ろの方で座ってのんびり聴けたらもっと良かったかもしれないけど、直接音を浴びないと良さが激減なので一生懸命立って聴いてた。シューゲイザー系は特にそうだな。

 次は YUKI。正直あんまり曲は知らないんだけど歓声の大きさはぶっちぎりだった。笑 数年前の椎名林檎ほどではなかったにせよグリーンステージに最多の観客が集まったのは今年はこの人じゃないかなあ。
 いつになっても雨がやまないので再びマーキーに移動し、半分雨宿りついでに GRAPEVINE を観た。ベスト盤をかいつまんで聴いた程度のシロウトな僕でも大半が知ってる曲というサービスセットリストだったし、ちょっとびっくりするくらいカッコよくて終始興奮しました。最後にやってた「CORE」の長尺インプロが最高だった。

 次は Lorde。若さゆえのフレッシュさとチャーミングさも確かにあるけどそれを上回る歌姫の風格。シンプルなバンドセットで華美な演出もほとんど排除し、歌と立ち振舞いだけで魅せる。次に登場したビョークとはある意味対象的なステージングで、これはこれですでに完成形にあるのではと思わされた。
 数年前のフジロックでは最終日のレッドマーキーのトリとして出演し、僕は観られなかったけど観た人みんなが絶賛する熱いライブだったそうですが、今回もテンション高く喋りまくってました。リップサービスかもしれないけど「日本が大好き。みんなそう言ってるのは知っているけど自分は本当に大好き」とか言ってた。

 雨もようやく落ち着いてきた頃、大トリの Bjork。2日前に半裸で踊りまくってたあいつと本当に同一人物かよってくらい紳士的な姿のアルカと、20名近くのオーケストラをバックに従えて、ビョーク登場です。ライブ自体はそりゃあもう圧倒的なボーカルだけでバッチリな感じなんですが、しばらく観ているうちに同時にヘブンでやってる Thundercat のほうが気になり出す。
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 というわけで「Hyperballad」を聴かずにラスト20分でヘブンへ移動してラストの数曲だけ観てきました。超絶技巧フュージョンで演奏自体が相当にスリリングなんだけど、やっぱり夜のフィールド・オブ・ヘブンの雰囲気は何物にも代えがたい。去年のカマシ・ワシントンがそうだったように、最高のクライマックスだった。
 これ観られなかったのがちょっとだけ悔しいので、動画だけ貼っておく↓




 今年のフジロックで食べたもの・土日編
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 食うたび感涙にむせび泣きそうになるジャスミンタイのグリーンカレーは何だかんだ今年のベスト飯。初めて食べたものの中では、場外のそのだの魯肉飯が抜群に美味しかった、パラパラのお米と肉とパクチーがベストマッチ。あと今年は苗プリ宿泊という貴族階級だったので朝食には大変お世話になりました。万全の腹ごしらえで毎日精一杯遊び尽くしました。あと、アヴァロンのところにある梅酢カッシュには今年もクエン酸を摂取させていただきました。
 食べたかったけど食べそびれたのはワールドレストランのところにあったいなり寿司とオアシスの森のガパオ。次は食べるぞ。



 総括としては、僕が参加した過去4回の中で、今年はライナップの充実度でトップでした。そして実際のライブの感想としてもトップクラス。ベストアクトを選ぶならこんな感じ。
 1. The xx
 2. OGRE YOU ASSHOLE
 3. LCD Soundsystem
 4. GRAPEVINE
 5. Arca


 今年は雨に降られてしんどい思いもしたけど、毎年行くたびにやっぱフジロックは死ぬほど楽しいなあ、と満足感に浸ってこのブログを書いています。今年も記事内では触れていませんが色んな人と話をさせてもらって、初対面の方含めてこのタイミングくらいでしか会えない人と会えるのもフジの一つの楽しみです(地方住まいだとなおさら)。感謝であります。ブログをお読みいただいた方にも感謝であります。ではでは、また!

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