結局今年も3日間参加してきたフジロックの日記です。
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[day. 1] 7/28 (Fri.)

 ちょうどお昼すぎくらいに会場に到着し、すでにお腹がペコペコだったので、毎年食べてる渡なべの油そばを食べながらミツメを見る。あまり熱心なリスナーではないけど、そこそこ空いてるレッドマーキーのゆるっとした空気の中でこういう日本のバンドを見ていると、あーフジロック始まったな、という感慨が今年も湧き上がってきた。渡なべの油そば、量もかなりガッツリあるし味濃いめでビールにも合うしオススメです。

 そのままレッドマーキーで Let's Eat Grandma 開始まで待機。5年くらい前にこのデュオが海外の「期待の新人リスト」みたいなのに載ってて、そのときはまだ音源としてリリースされていたものは1曲も無くて、ただあのハンドクラップから始まる『Deep Six Textbook』のライブ映像だけを繰り返し繰り返し観ていたのが忘れられない。当時まだ14歳、頼むから解散しないで音楽を続けてくれと思っていたけど、まさかこうやって日本で見られる日が来るなんてと感無量だった。
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 先日リリースの2ndアルバムをベースとしたセットリストで、正直あまり上手なステージではなかった(共同プロデューサーのソフィーに言われるがまま一生懸命やってる感)けど、ステージパスをつけっぱなしのまま健康的な笑顔を振りまくキュートさ含めて満足のステージだった。

 しばらく観るものを決めていなかったので、ホワイトで Parquet Courts をチラッと観ながらヘブンに移動し、GOMA & Jungle Rhythm Section で踊った。この時点ではカラッと晴れていて、土埃が舞い上がるくらいの乾きっぷり。かと言ってそこまで暑いわけでもなく過ごしやすい。
 ホワイトで Albert Hammond Jr. のストロークスよりストロークスっぽいリフ(ただし弾いているのは別のギタリスト)で満面の笑顔になったりした。

 さて、レッドマーキーに戻り Tune-Yards を待つわけだが、客の入りは少し寂しめ。おかげであっさり最前列を確保できたけども。このアクトのパフォーマンスで想像(期待)していたのは、「メリル・ガーバスの圧倒的なボーカルにコテンパンにされる」的なものだったんだけど、いや、実際に彼女のボーカルは唯一無二な存在感を放ってはいたんだけど、良い意味で予想を裏切られた。
 
ライブになってもアーシーなフィーリングはそのままだけど、あくまで「声」はリズムの一部なのだ。平たく言うと、思ってたよりボーカルが目立たない。彼女は、トラックに歌唱を乗せてバンドを引っ張っていく存在としての「ボーカリスト」ではない。声の存在感だけを押しだすのではなく、リアルタイムでサンプリングされた「リズム楽器」として声が重ねられていく。これはもう踊るしかない。
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 50分くらいのセットに一切の隙無く詰め込まれたトライバルなビートにレッドマーキーの観客も終始熱狂していたし、僕もそう。この日のベストアクト。

 サカナクションやエレカシを横目に、Marc Ribot's Ceramic Dog を観にヘブンに戻る。完全にロックギタリストみたいなキレッキレのマーク・リーボウ先生、くそカッコイイ。終始かっこよかったけど、ポエトリー・リーディング(と言う名の政治主張タイム)の叩きつけるような言葉の数々、全部を聴き取れたわけじゃないけど鬼気迫るものがあった。

 今年は基本的に単独行動で、観るものもあまり決めていなかったので、旧オレンジカフェに今年限りで設営された UNFAIR GROUND も見学。悪趣味なモチーフが点在するいかがわしい空間で、パフォーマーやダンサーもあちこちにいて楽しげだった。もっと夜深くの方が良かったかもしれない。
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 実は音源は一度たりとも聴いたことのないヘッドライナー、N.E.R.D を観にグリーンに戻る。今年からインターネットでのLIVE配信がスタートしたということもあって、「あんまり盛り上がってない観客を必死にファレルが煽ってた」みたいな風評もあったみたいだけど、現場の空気として、僕の周り半径30メートルくらいは普通にクソ盛り上がっていた。
少なくとも僕は、前半は後方でのんびり観てたんだけど、『Get Lucky』あたりで居ても立っても居られなくなって前の方につめかけちゃったくらいには興奮した。演者と観客との英語のコミュニケーションの問題が指摘されていたけど、僕の実感としては、フジの客層がシャイでモッシュ慣れしてなかったってだけなんじゃないのかなあ。
 オーディエンスが一番熱唱してたのが『Seven Nation Army』だったっていうのはさすがフジ「ロック」フェスティバルだなって感じで笑ってしまった。
ファレル・ウィリアムスはびっくりするくらいナイス・ガイで最高だった。移動用のバスの窓を開けて手を振ってくれてたとこ含めてとにかくファレルって最高に良い奴だなという感想。

 Post Malone を観にホワイトという手もあったけど、この日は初日ということもあって体力温存コース。オアシスで五平餅を食べたりしてダラダラと時間を使う。さっさと帰って寝られればよかったが、この日は Nathaniel Rateliff & The Night Sweats を観ずには帰れない。彼らは土曜日のフィールド・オブ・ヘブンのトリを務める予定だったけど、出演時間がケンドリック・ラマーの真裏ということもあって、深夜のクリスタル・パレスで先に観ることにした。そりゃあ夜のヘブンで2時間のフルセットを観られたら最高だっただろうけど、きっとこの人達はアメリカのこういう場末のステージからの叩き上げなんだろうし、あの熱気立ち込めるテントの中っていうのもある意味ベストシチュエーションだったかも。
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 期待通りすぎるくらい期待通りのアメリカーナ。白人のゴツい観客も多くて、前方の方はバンド名通り汗が飛び交う熱々のパフォーマンス。この距離の近さは本当に最高だった。グリーン、ホワイト、レッド、ヘブンの4大ステージのどれよりも圧倒的に演者に近いのは、夜遊びの醍醐味。45分、もみくちゃで踊り倒した。





[day. 2] 7/29 (Sat.)

 雨の雰囲気が立ち込める中、宿で暇を持て余すくらいならと、とりあえず会場へ向かってみる。向かいながら、せっかくだしこれまで行ったことのないとこってないかなと考えた。で、向かったのがピラミッド・ガーデン。今まで苗プリの部屋から見下ろす形でしか観たことのなかったキャンプサイトに足を踏み入れてみた。出演者はコトリンゴ
 映画『この世界の片隅に』の楽曲くらいしか知らなかったけど、北欧のインディーミュージックみたいなカラフルな音楽で、爽やかな朝に聴くには最高。お客さんもみーんな座ってニコニコしてたのも最高に平和だった。

 グリーンステージに向かうと eastan youth が爆音を鳴らしていた。名前しか知らないバンドだけど、最後数曲だけ観られた。昼の大きな野外ステージによく映えていた。その後はしばらく観るものを決めていなかったし、ヘッドライナーのケンドリックまで体力を温存すべく省エネ行動。そのまま日陰でじっとしながら the birthday を観た。彼らはほぼ毎年フジに出演していると思うけど、いつも何かと被っていて一度も観たことがなかった。初めて観たけど当然のようにカッコよかったし、曇った空を見上げながら「しかし……晴れたな……いや曇ってるな」とか言って照れ笑いしながら次の曲に入るチバユウスケが可愛くて笑った。

 ふらふらとレッドマーキーに向かうと、まだガラガラだったので気づいたら最前列に来てしまったので、そのまま柵に体を預けながら小袋成彬の開演を待つ。MCもなくシンプルなセットで歌唱を聴かせるステージ。そりゃあもう歌うますぎて笑えてきちゃうレベルだったけど、個人的には「本当に歌上手いんだなあ……」という感想以上は特になし。途中、フジファブリックのカバーを挟んでたのはちょっとテンション上がった。

 その後は、グリーンステージに戻って Johnny Marr の前半だけ観たり(何年か前に同じくグリーンで観たときのほうがいいライブだったと思うけど、Bigmouth Strikes Again は聴けてよかった)、小袋成彬に続いて超満員のレッドマーキーで Superorganism を前半だけ観たり(立ちっぱなしがしんどくて途中離脱)、ホワイトで Ash を前半だけ観たり(最高だった)とつまみ食いを続けながらダラダラしていた。 当初は D.A.N. を観る予定だったけど、パラパラと雨も降ってきて移動がめんどくさくなってきたのでところ天国で落語を聞きながら雨宿り。
ヘブンで Carla Thomas & Hi Rhythm を観ながらご飯を食べたり。途中人と合流してビールを飲んだりもしたけど、基本的にずっと単独行動だった。
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 Twitter 経由で「Skrillex のステージに X JAPAN の YOSHIKI が出る」という、僕がフジロックに行っていなかったら100%読み流していたであろう情報を得たので、どうせその後ケンドリックも観るしお祭りに乗ってみようかなとグリーンステージに向かった。今年からアヴァロン→グリーンの直通ルートが新設されたとのことで実際に歩いてみたけど、やっぱりボードウォークはすぐ渋滞してしまうのがストレス。グリーン→ホワイトの道路が混雑していなければ普通にそちらの道を歩いていったほうが早そうだなと思った。
 で、グリーンに到着した時点でスクリレックスのステージはすでに終盤。すでに雨が本降りになっていて、レーザービームのカッコよさは3割増しになっていたけど、
YOSHIKI の姿はないまま本編は終了した。暗転中に明らかにソレとわかるピアノとドラムセットが搬入されどよめきがおこると、ありとあらゆる文脈を無視して YOSHIKI による「Endless Rain」の弾き語りが始まった。歌詞をスクリーンに投影する親切仕様で合唱を煽る。このときスクリレックスがどこに居たのか僕はガチでわからなかったんだが、どこかには居たんだろう……。このあと無事にスクリレックスの姿を確認し、今度はドラムを乱打しながら最後の曲に入る。演奏後、「センキュースクリレーーックス!!」と絶叫しながら2分ぐらいステージをウロウロしていた YOSHIKI、最高にクールだった。

 前から10列目くらいの位置でケンドリックを待つことにしたが、懸念されていた台風12号がここに来て猛威をふるい始めた。強まる雨の中、おそらくは YOSHIKI のセットを片付けるのに要した時間の分だけ開演が押したが、照明が落ちスクリーンに映像が流れて Kendrick Lamar のステージが始まった!
 一応、ちゃんとしたバンド・セットではあるんだけど、メンバーはそれぞれステージの左右の端っこに控えめに配置されていて、広いステージをケンドリックがほぼ一人で使い切るような形になっていた。ケンドリックは身長は小さいしマッチョでもないけど、なんというか「強そうな体」をしていて、黒のオーバーオールが鎧のように見えた。モッシュに押しつぶされそうになりながら観客みんなで「I got, I got, I got, I got」を返したあたりから雨もかなり落ち着いてきて、余裕たっぷりにステージを歩き回るケンドリックに釘付けになってきた。カリスマ性とか存在感とかいろいろ表現のしようはあるけど、とにかく現実離れしたカッコよさで、なんというか、本当にそこにいるのか疑わしいくらいだった。カッコよかった以外の感想をほとんど忘れてしまったが、雨の中立ちっぱなしでしんどかったみたいな記憶は無いのでとにかく夢中だったんだろう。
 バックの映像含めた演出もシンプルながら印象に残るものだった。特に、草原を疾走する人物を平行移動するカメラでずっと写し続けていた映像に合わせて、白装束のダンサーがステージ上で演舞を披露したところ。おそらく黒人奴隷の歴史とかそういう含意もあった映像だと思うけど、シンプルに綺麗で爽やかだなと感じた。
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 『DAMN.』の楽曲中心のセットリストで、アンコールには「All The Stars」の素晴らしいハイライトもあり言うことなしのステージだった。あのフロウに体がすべて塗り替えられていくような圧倒的な体験だった。

 いろんな余韻も残しつつ、この日は早めに宿に帰った。とんでもない暴風雨に見舞われて靴の中までぐちゃぐちゃになったのが帰り道で良かった。ケンドリックが台風も蹴散らしたんだろう。





[day. 3] 7/30 (Sun.)

 一晩中暴れ続けた暴風雨も何のそので、朝まで爆睡し、雨の頃合いを見計らいながらこの日は昼過ぎの重役出勤。まずはグリーンステージの Suchmos から。噂には聞いていたけどボーカルの YONCE の天然っぽいビッグマウスに酔いしれて、知ってる曲はNHKのサッカーワールドカップテーマソング「VOLT-AGE」くらいだったけど、十分に元は取れるライブだった。単独チケットは争奪戦なんだよね? ということも踏まえれば、ヨンスの「木々たちよ」とか「みんなももう気持ちよくなっちゃってるんでしょ!?」みたいな金言の数々を生で味わえたのは
フェスのワンシーンとして味わい深い。

 名前と4人組の女の子ギターバンドだということしか知らずに観た Hinds、
今年はここまでこういうローファイなステージを観ていなかったというのもあったし、アウトロのギターの雰囲気とか往年のリバティーンズみたいなところもあって、思いの外楽しめた。何よりもレッドマーキーのテントに着いた途端に外がスコールになったのが最高だった。ハインズのライブが終わると次第に空も腫れ上がり、気温もちょうどよく、足元も適度に湿って土埃も上がらず、この日はかなり快適だった。

 そんな快適な空の下で観た Anderson .Paak & The Free Nationals は文句のつけようもなくぶち上がった。天候まで支配するかのような鋭い眼光で我々を睨みつけていたケンドリック・ラマーとは真逆で、最初から最後までずっと笑顔でラップしドラムを叩いていたアンダーソン・パーク。思っていたよりも100倍くらい「いいヤツ」感しかなくて最高だった。もっと怖そうなヤツを想像してた。

 Kali Uchis も気になっていたけど、今年聴いた中でも5指に入るくらい気に入っている Ben Howard を観にヘブンまで移動。開演が10分ほど遅れたようで、僕が遅刻気味に到着するか否かくらいのタイミングでライブが開始したのは助かった。おそらくフルメンバーと思われる10人近くの大所帯で、フォーキーなポスト・ロックを奏でるナイスガイ。年齢はまだ30代前半だと思うけども、すでにベテランの貫禄もある渋いルックスと深みのある声にやられた。
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 フィールド・オブ・ヘブンのいいところはのんびりピザが焼き上がるのを待ちながら近くでライブが観られること。今年も SAKURAGUMI のマルゲリータを美味しくいただきました。

 今年のフジのダークホース枠として結構期待していた謎の才人、serpentwithfeet を観に再びマーキーに戻る。客入りはやや寂しい感じだけど、「我こそは」みたいなリスナーが集まっている雰囲気はあった。で、実際に一人でステージに登場したサーペントウィズフィートは、思っていたよりも気さくに、そして上品に「アリガトウゴザイマス」と語りかける。統一された美意識のもと、固唾をのんで見守るような静かな、でもソウルフルな歌唱とダンス。フェスでしばしば味わう「あまり良く知らないまま観てるけど、なんかすごいぞこの人」状態に入りかけたところで、まさかの終演。30分もやってなかった気がする。別に機嫌を損ねたわけではなかろうが、消化不良感が残ってしまった。レッドマーキーの閉塞感は時々、奇跡のようなパフォーマンスを呼び起こすことを知っているだけに、もう少し観ていたかったという気持ちは拭えない。

 MISIA を観にホワイトステージに移動することも一瞬考えたが、ここはレジェンドに敬意を表して Bob Dylan & His Band の開演を待つことにした。ちょうど夕日が落ちる頃、そっけなく姿を表した御大の姿は2年前に仙台で見たときよりも小さく見えた。あのときよりも席が遠いから当たり前か。
 しかし2年前のジャパンツアーのときは、フランク・シナトラや古いスタンダードのカバーを中心に構成された相当にハードコアなセットリストで、率直に言って「全く楽しくなかった」という記憶だけが残っている。「どうせオリジナル音源からアレンジしまくってるからセットリストなんて関係ない」という意見もあるけど、そんなわけはない。どうやったって「Tangled Up In Blue」とか「Desolation Row」とか「Hurricane」とか聴きたいんだからしょうがない。
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  ↑ぼやけてるけど、通常はスマホ厳禁のディランをバシャバシャ撮りまくった。
 演奏がスタートしたら、曲目に関係なく劇的に感動している自分に驚いた。「きっと素っ気なく演奏を初めてMCは一言も無いんだろうな」と想像していたそのまんまだったはずなのに、なんだかその予想通りさ含めて「今僕はボブ・ディランを観ている」という事実自体に痺れてしまった。ディランとかこの域に達したレジェンドのライブを観ると、しばしばこういう説明困難な感動に襲われてしまう。単色の照明以外に一切の装飾のないステージが本当にカッコよかった。

 日が落ちた頃、オアシスで簡単にお腹を満たしてから Dirty Projectors を観にレッドマーキーへ向かう。出たばかりの新作が本当に素晴らしかったのでライブも期待していたんだけど、正直、期待していたほどのマジックは感じなかった。あの複雑な音源が見事に目の前で奏でられているという感動は確かにあったけど、観た位置もあまりよろしくなかったかもしれない。満員のマーキーの中で棒立ちになるのが苦痛だったので、中盤で離脱してホワイトステージに向かう。
 こちらも今年新作をリリースした、フジロックもすっかり常連の cero 。こちらはいつ観ても本当に良いライブしかしない。ホワイトに到着した頃にはもう最終盤だったけど、新たなライブのハイライトとして定着したアルバムタイトル曲「Poly Life Multi Soul」がちょうど始まったところだった。代わりに最近は「Contemporary Tokyo Cruise」をやっていないみたいだけど、最新モードの cero には断然こっちのほうがしっくり来ると思う。

 さて、最後は Vampire Weekend を観にグリーンステージへ。一応一通りアルバムは聴いているものの、前作を聴いたのが5年前だから、丸5年くらいは存在を忘れていた。けど、振り返ってみれば今年のベスト・アクトは完全に彼らだった。
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 cero からグリーンに向かう林の中で「Diane Young」が始まっちゃったのは不覚だったけども、「White Sky」〜「Horchata」あたりで完全に耳が思い出してきた。と思ったら次の曲は知らない曲(SBTRKT とエズラのコラボ曲だったらしい)だったんだけど、これがバカみたいにかっこよかった。

 ハイライトは他にもたっぷりあったけど、何と言ってもゲストにダニエル・ハイムを迎えての「The Boys Are Back In Town」カバーも最高だった。ライブ配信視聴組も一緒になってツイッターで騒ぎながらライブを観てたのも新鮮で楽しかった。

 祭りの終わりを惜しむようにレッドマーキー後方に友人たちと集まって酒を飲みつつ、最後の最後に菊地成孔(DJ) feat. SPANK HAPPY を観に行ってみた。ただ単に菊地成孔を久しぶりに生で見たいというだけの理由で、スパンクハッピーって何なのかもよくわからず。一応、cero のライブメンバーの小田朋美さんが参加しているという前情報だけはあり。
 DJナルヨシのポリリズミックなトラックに合わせて OD(小田)が歌う、みたいなやつを想像してたら、何というか予想以上に菊地成孔のほうも踊りまくってたのが衝撃だった。これはファンの方の地雷を踏む発言かもしれませんが Perfume みたいな感じで楽しかった。めっちゃくちゃスリムな OD さんはスッケスケのヒラッヒラなシャツワンピみたいなの一枚で、下に何着てるんだろうとドキドキしてしまったが、どうやら水着を着ていたらしい。

 観客として GANBAN-BAR に来ていた cero 高城氏がステージに引っ張り上げられる一幕もあったりして楽しいものを見られた。




 今年で5年連続5回目の参加となったフジロックですが、毎年「新しい楽しみ方はないか」と模索して実際新しい楽しみ方もできているなと思います。あとはあっちこっちの人と会って飲んだりするのも相変わらず楽しい。今年相手してくださった皆さんどうもありがとう!来年もまた行くぞ! 

【Best Act】
  1. Vampire Weekend [7/29(Sun.) Green Stage]
  2. Kendrick Lamar [7/28(Sat.) Green Stage]
  3. Tune-Yards [7/27(Fri.) Red Marquee]
  4. Anderson .Paak & The Free Nationals [7/29(Sun.) Green Stage]
  5. Nathaniel Rateliff & The Night Sweats [7/27(Fri.) Crystal Palace Tent]

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